
首が折れるくらい上向かせた方が良かったかな。
ウィキペディアの項目数が1000万を突破したそうで。正確性はともかくとして、ネットワークの威力を思い知らされます。
さて劣化ウランの続き。
結果
地質化学的および孔からの水の状態。エタノール添加と対照カラムの孔からの水の化学的相違を図1(略)にまとめた。これには微生物の性格を調べるために堆積物サンプルを収集するまでの両カラムにおける流出物の平均溶出濃度を示している。硝酸塩、硫酸塩、ウラン、テクネチウム濃度は、最初の2週間は両方のカラムとも低下し、その傾向はエタノール添加カラムでは実験期間中続いた。濃度は対照ではより少ない量で減少しており、対照カラムでは3ヶ月までウランおよび硫化物濃度が安定化した。エタノール添加カラムからの堆積物収集に先立つ408日の実験の間、地下水1450リットルがカラムを通過し、エタノール18モル、テクネチウム0.78マイクロモル、ウラン6ミリモル、硝酸塩0.94モル、硫酸塩1.2モルが除去された。対照カラムからの堆積物収集に先立つ290日間に、地下水694リットルがカラムを通過し、0.16マイクロモルのテクネチウム、0.83ミリモルのウラン、0.45モルの硝酸塩が除去された。図1に示された日常的測定分析結果に基づくと、対照では硫酸塩の還元は起こらず、硝酸塩は一部しか除去されなかったが、エタノール添加カラムでは硫酸塩還元および硝酸塩完全除去が起こった。エタノールカラムでは硫酸塩の還元が日常的に観察されたが、他の生物地質化学的過程も同様に起こったようである。2価の鉄は実験中に測定されなかったが、3つの堆積物サンプルから収集されたメスバウアー・スペクトラおよびカラムパックを使用した初期の堆積物混合物は、エタノールカラムにおける3価鉄の還元を示していた。メタン(〜1mM)、酢酸塩(〜2.8mM)、プロピオン酸(〜1.6mM)は単回サンプリングの間エタノール添加カラムの孔からの水でも探知されており、メタン発生および発酵が起こっていた。
PLFAの結果。PLFAバイオマスは対照よりもエタノール添加カラムで2倍多く、エタノール添加が微生物の成長を促進したことが示された。また、PLFA群中の総PLFAのパーセンテージも異なっていた(表1、略)。グラム陽性もしくは嫌気性グラム陰性菌の一般的な指標となる最終的に分鎖飽和脂肪酸のパーセンテージおよび、グラム陰性硫酸塩還元バクテリアの一般的な指標となる分鎖一価不飽和脂肪酸は、対照よりもエタノール添加カラムで平均値が大きかった。最終的に分鎖飽和脂肪酸および分鎖一価不飽和脂肪酸のパーセンテージは、対照流量路との間に直線的な減少傾向関係を見せた。中鎖分鎖飽和脂肪酸および多価不飽和脂肪酸のパーセンテージは、それぞれ硫酸塩還元バクテリアとユーカリオートを示すものであるが、対照よりもエタノール添加カラムの方が平均値が低かった。中鎖分鎖飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸は、エタノール添加カラムの流量路との間に直線的な増加関係を見せた。微生物の幅広い存在を示す正常飽和脂肪酸のパーセンテージは、2つのカラム間で有意差はなかったが、エタノール添加カラムの流量路との間に上昇傾向関係があった。水酸化脂肪酸はグラム陰性菌が独占的でないことを示すが、総PLFAのうち小さな割合を構成しており、対照とエタノール添加との間で有意な変化はなかった。エタノール添加カラムのシャノン・ワイナー多様指数は、対照に比較して平均値での有意差は無かったが、エタノール添加カラムでは流量路と直線的な増加関係を見せた。それぞれのPLFAの2方向クラスター分析では、エタノール添加カラムと対照カラムとの間に3つの有意な差が観察され、それは最終的に分鎖飽和脂肪酸におけるPLFAの増加、一価不飽和脂肪酸群におけるPLFAの増加、中鎖分鎖飽和脂肪酸群におけるPLFAの減少であった(図S1、略)。